魔法少女ノ魔女裁判
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どんな物語?
気がついたら見知らぬ牢屋敷にいた、という状況からはじまるこの作品。目覚めた少女たちを待っているのは、「魔女裁判」という名の過酷なゲームです。
牢屋敷のなかを調査しながら、少女たちのなかに紛れ込んだ魔女を探し出すのがメインの流れ。ただ怪しい人物を指差せばいいわけじゃなくて、魔法の使用や嘘を丁寧に論理で崩していく「魔法議論」の要素が軸になっています。アドベンチャーとシミュレーションの両方のタグがついているのも、この議論パートがゲーム的な手ごたえを持っているからかもしれません。
魔女を見つけて処刑する、という言葉の重さをそのままに、でもどこかゲームとして遊べる形に落とし込んでいる雰囲気があります。「誰が魔女なのか」を追いかけながら、同時に少女たちそれぞれの事情も見えてくるのかもしれません。インディーデベロッパー「Acacia」が手がけるミステリーADVとして、じっくり謎を解いていきたい人にはハマりやすい作品だと思います。
こんな人におすすめ
向いている人:魔法少女ものの雰囲気が好きで、そこにミステリーやディスカッション要素が絡むのを楽しめる人にはぴったり。牢屋敷を捜索しながら「こいつが魔女じゃないか」と推理して議論で追い詰めていく、その過程が好きならきっとハマれる。インディー作品ならではのこぢんまりとした世界観でじっくり遊びたい人にも向いている。
向かない人:議論パートで論理を積み上げたり、証拠をもとに相手を崩していくタイプのゲームプレイが苦手な人には少しつらいかもしれない。また、シミュレーション要素が含まれているぶん、純粋に読み進めるだけのビジュアルノベルを期待していくと、想定と違うと感じる可能性がある。派手なアクションや大規模なボリュームを求めている人にも合いにくい。
読んだ人の声
評価の高さに驚かれるかもしれませんが、実際に遊んだユーザーのほぼ全員が「キャラクターへの愛着」と「シナリオの引力」を絶賛しています。序盤はやや助走が長いと感じる声もある一方、中盤以降は一気に加速するという意見が多く、クリアするころには全登場人物を好きになっていたという感想が目立ちます。全編フルボイスで、誤答の選択肢にも専用のやりとりが用意されている丁寧な作りも高く評価されています。プレイ時間は通常進行で20〜30時間ほどとのこと。
一方で、裁判・推理パートについては「ダンガンロンパや逆転裁判を想起させるシステムだが、本格推理としては物足りない」「トリックや動機に納得しきれない部分がある」という声も一定数あります。ゲームとしての難易度は低めで、ペナルティも軽いため、ゲームクリアよりもストーリーや人間関係の掘り下げに重きが置かれた作品だと捉えると、期待値の調整がしやすいかもしれません。ネタバレを避けてプレイすることを強くすすめるユーザーがとても多いのも、この作品の特徴のひとつです。