エイジング【80歳以上の若者が暮らす島】5話ネタバレ
中央広場にて二期生の盛大な歓迎祭が始まっていく。ガイドAIのハルナがデジタル投写されて挨拶。
「投薬を受ける方の安全と未来のため、この島が計画、建設されたのです…これがエイジングプロジェクトです」
「ここは現代の桃源郷、常春島!生まれ変わった身体で二度目の青春を謳歌しましょう」
AIハルナの挨拶を聞いて色々と脳裏に浮かぶ八武崎。本当に二度目の青春など可能なのか…脳裏には溶けた老人が思い浮かんでしまう。
リコの様子がおかしかったので、中央広場を後にする八武崎。交番へ向かう。
昨夜の出来事を詳細に伝える二人。
「はい、わかりましたよ」
警察の対応はそれで終わりであった。納得のいかないリコが楯突いていく。刑事はリコ達の妄想ではないかと鼻で笑っていく。認知症を引き継いで若返ったのではないかいと皮肉まで伝える刑事。
相手にされなかったので怒りながら交番を後にする2人。八武崎は懸念点があった。
「あの警官たち、拳銃も警棒も装備していなかった…」
何かあった時に対応できるのか疑問であった。一方、リコはファストフードで大量に注文。テラス席で食していく。
「あんたらも二期生だよな」
兄弟だと語る二人組に声をかけられる。彼らは元84歳と80歳だと語る。実年齢を尋ねてくる兄弟。八武崎は元80歳だと伝える。しかし、リコは年齢を聞いてくるのは失礼だとして質問に回答しない。
談笑していると歓迎祭で二期生に対する島の紹介が始まっていく。島内は5つの区域に分かれており、商業区、職訓区、就労区、居住区、管理区になっていた。
各区域の説明がなされる中、どことなく違和感を感じる八武崎。島内には子供や中年、高齢者はおらず皆、20歳なのである。そして若返り薬を使っていなかったら…そう考えるとカオスであった。
そんな中、一人の女性が悲鳴をあげる。
「私たちもわからないです…突然倒れて…」
兄弟の一人は元救命士だったので倒れている女性の様子を伺っていく。さらに悲鳴をあげていく女性。
八武崎達はその女性の表情を見て驚愕する。一気に老けいきて、80歳以上に元通りになっていくのだ。
ここで5話は終了。